お人好しな質屋主人と儚げ美人の奇妙な質入れから始まるボーイズラブ!

坂の上にある立派な屋敷、通称「紅葉御殿」。そこに住む美しい男・朱音が、ある日、質屋を営む範佐のもとを訪れる。彼が持ちかけてきたのは、なんと「自分の身体を質草にしてほしい」という突拍子もない相談だった。祖父の遺言によって紅葉御殿を譲り受けた朱音だったが、屋敷も骨董品も簡単には手放せない事情があり、生活は行き詰まっていた。奔放でつかみどころのない朱音に振り回されながらも、範佐は屋敷の蔵に眠る骨董品をいくつか預かることにする。しかし帰宅後、預かった品の中から暗号のようなメモを見つけた範佐。それは、朱音が抱える過去や、紅葉御殿に隠された事情へとつながる手がかりだった。古く美しいものを愛する質屋主人・範佐と、どこか儚げで訳アリな和服美人・朱音。遺言と骨董品をめぐる奇妙な質入れをきっかけに、二人の距離が少しずつ近づいていく、ミステリアスで情緒あふれる和風BL。

タイトル:紅葉御殿の愛しい忘れ形見
作者:えのき五浪
出展元:pixiv