新人編集者の犬塚は、担当する官能小説家・界外の自宅を訪れた。そこで出迎えたのは、どこか掴みどころのない柔らかな笑みを浮かべる男だった。高校時代の知人にどこか似た面影を感じつつも、犬塚は仕事として距離を保とうとする。界外は創作のためなら現実の刺激も必要だと語り、犬塚に対しても遠慮なく踏み込んでくる。その言葉や視線は次第に犬塚の内面を揺さぶり、彼の真面目で閉じていた感情を暴き出していく。やがて創作と現実の境界は曖昧になり、界外の欲望と好奇心に巻き込まれる形で、犬塚はこれまで知らなかった感覚と関係性へと足を踏み入れていく――創作者と編集者、観察する者とされる者、その立場が交錯する中で始まる危うくも濃密な関係のBL物語。


































タイトル:恋かどうかは抱いてから
作者:野萩あき
出展元:pixiv







