「泣いてる顔、好きだよ。だって――僕の前でしか見せないんでしょ」涙に縛られた再会から始まる、執着系リーマンBL。仕事もできて、感情を表に出さない完璧なサラリーマン・阿知葉。高校時代のある出来事をきっかけに、彼は“泣けない人間”になっていた。――いや、正確には。ひとりだけ例外がいる。それが、高校時代の“知り合い”・佐波だった。ある日、仕事の現場で偶然再会した瞬間。理由もわからないまま、阿知葉の目から涙が溢れ出してしまう。「相変わらずだね。僕を見ると、すぐ泣く」飄々と、からかうように微笑む佐波。優しさとも、意地悪ともつかない距離感で、阿知葉の心を揺さぶってくる。阿知葉はなぜ、自分が佐波の前でだけ泣いてしまうのか。そして佐波は、なぜそれを知っていて、離れようとしないのか。「泣ける場所があるって、悪くないでしょ」涙とともにほどけていく、過去の傷と、押し込めていた感情。再会は、癒しなのか。それとも、新たな執着の始まりなのか。“泣けない男”と、“泣かせることを知っている男”。二人だけの歪で特別な関係が、静かに、深く絡み合っていく。





























タイトル:おやすみ、なみだくん
作者:JANMN
出展元:pixiv







